【2025年10月版】もう寝てもダメ? 45歳からの「脳疲労」徹底対策|専門家が教える回復法

1. はじめに:秋の深まりとともに感じる「隠れ疲労」

 皆様、こんにちは。漢方相談薬局の神谷です。

 2025年10月、いよいよ秋も深まり、過ごしやすい季節となりました。

 しかし、この時期に「なぜか寝ても疲れが取れない」「体がだるくてやる気が出ない」といった不調を感じている方も多いのではないでしょうか?

 それはもしかしたら、 「脳疲労」 が原因かもしれません。 

 この記事では、45歳以上の男女を対象に、10月特有の季節要因と脳疲労の関係性を詳しく解説し、具体的な対策と回復法をご紹介します。

2. 「秋バテ」と「脳疲労」:10月に多い不調の正体

「秋バテ」という言葉を聞いたことがありますか? これは、夏の疲れが残ったまま秋を迎え、気温の変化日照時間の減少などが原因で、体調不良や疲労感を感じる状態を指します。

 秋バテが進行すると、体だけでなく脳も疲労しやすくなります。特に45歳以上の方は、自律神経のバランスが乱れやすく、脳疲労の影響を受けやすい傾向があります。

秋バテの主な症状:

食欲不振

睡眠障害

倦怠感

冷え性

イライラ感

集中力や記憶力の低下

気分の落ち込み

これらの症状は、単なる疲れではなく、脳からのSOSである可能性があります。

3. なぜ10月に脳疲労が深刻化するのか?

 10月は、夏の暑さから解放される一方で、気温や気圧の変動が激しい時期です。 このような環境の変化は、自律神経のバランスを乱し、脳に大きな負担をかけます。

10月の脳疲労の主な原因:

寒暖差による自律神経の乱れ: 朝晩の冷え込みと日中の暑さの寒暖差は、自律神経を酷使します。

気圧の変化: 台風や低気圧による気圧の変化も、自律神経のバランスを崩す要因となります。

夏場の「暑さ負債」: 夏の間に冷房で体が冷えたり、暑さで体力を消耗したりした疲労が、秋になって表面化することがあります。

日照時間の短縮: 秋になり日照時間が短くなると、セロトニンという精神安定ホルモンの分泌が減少し、気分の落ち込みや睡眠障害を引き起こす可能性があります。

年末に向けてのプレッシャー: 10月は年末に向けて仕事やプライベートで忙しくなり始める時期でもあり、精神的なストレスも脳疲労を加速させる要因となります。

4. あなたの脳は疲れていませんか?脳疲労チェック

以下の項目に当てはまるものがあれば、脳疲労の可能性があります。

脳疲労のサイン:

考えがまとまらない

ボーっとする

集中できない

ミスが多い

イライラする

怒りっぽい

眠気が強い

やる気が出ない

物忘れがひどくなった

寝ても疲れが取れない

肩こりや頭痛がひどい

食欲がない、または過食になる

5. 脳疲労を放置するリスク

脳疲労を放置すると、以下のようなリスクが高まります:

自律神経の乱れの慢性化: 疲労感が慢性化し、自律神経のバランスがますます乱れる悪循環に陥ります.

メンタルヘルスの不調: 抑うつ感や不安感が増し、季節性うつなどのメンタルヘルス疾患を発症する可能性もあります。

免疫力の低下: 免疫力が低下し、風邪や感染症にかかりやすくなります.

生活習慣病のリスク: 高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクを高める可能性があります。

仕事や日常生活への影響: 集中力や記憶力が低下し、仕事の効率が悪くなったり、日常生活に支障をきたすことがあります。

6. 漢方薬局が提案する脳疲労回復の3つの柱

 漢方相談薬局では、以下の3つの柱を軸に、脳疲労の根本的な改善を目指します:

食事の見直し:

バランスの取れた食事: ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、マグネシウムなどの栄養素をバランスよく摂取しましょう。

ビタミンB群: 豚肉、卵、納豆、アーモンド

ビタミンC: ピーマン、ブロッコリー

ビタミンE: ナッツ、ほうれん草、カボチャ

マグネシウム: 玄米、アーモンド、バナナ

良質なタンパク質: 鶏肉、豆類、魚、卵、豆腐などを積極的に摂りましょう. 特に、EPAやDHAが豊富な青魚(サーモン、サバ、イワシ、マグロなど)は、脳の炎症を抑え、気分の安定にもつながります。

食物繊維: 雑穀米、オートミール、全粒粉パンなどの食物繊維豊富な炭水化物は、血糖値を安定させ、脳のエネルギーを確保します。

トリプトファン: 幸せホルモン「セロトニン」の材料となるトリプトファンを含む、バナナ、大豆製品、乳製品、ナッツ類などを摂りましょう.

GABA: 一時的な疲労やストレスを軽減するGABAを含む、発芽玄米、発酵食品、トマト、ぶどうもおすすめです。

ポリフェノール: ストレス軽減やリラックス効果が期待できるポリフェノールを多く含む、赤ワイン、コーヒー、ココア、紅茶、ごぼうなども良いでしょう。

生活習慣の改善:

朝の太陽光: 朝起きたら、10分以上日光を浴びて、体内時計をリセットしましょう。

適度な運動: ウォーキング、サイクリング、水泳などの有酸素運動は、心身のリフレッシュにつながり、睡眠の質も向上させます。

運動の目安: 成人では1日60分以上、高齢者では1日40分以上が推奨されていますが、まずは1日20分程度から始めてみましょう。

質の良い睡眠: 毎日同じ時間に寝起きし、睡眠時間をしっかり確保しましょう. 就寝前にはカフェインやアルコールを避け、リラックスできる環境を整えましょう。

デジタルデトックス: 寝る前や休憩時間にはスマートフォンやパソコンの使用を控え、意識的に脳を休ませましょう。

入浴: ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、心身ともにリラックスしましょう。

漢方とサプリメントの活用:

漢方薬: 漢方薬は、個人の体質や症状に合わせて、自律神経のバランスを整え、気血の巡りを良くすることで、脳疲労の根本的な改善をサポートします。

サプリメント: 食事だけでは不足しがちな栄養素を補うために、サプリメントを上手に活用しましょう.

クリルオイル: EPA、DHAを豊富に含み、吸収率が高いクリルオイルはおすすめです.

プラズマローゲン: 脳の神経細胞を保護し、脳機能をサポートするプラズマローゲンも有効です。

7. 漢方相談薬局だからできること

 漢方相談薬局では、お客様一人ひとりの体質や症状を丁寧に伺い、最適な漢方薬やサプリメントをご提案します。また、食事や生活習慣のアドバイスも行い、脳疲労からの回復を総合的にサポートします。

8. 10月を元気に過ごすために

2025年の10月、脳疲労に負けずに元気に過ごすためには、日頃から自分の体と心の声に耳を傾けることが大切です。この記事でご紹介した対策を参考に、ぜひ実践してみてください。

9. おわりに

もし、この記事を読んでも、症状が改善しない場合は、お気軽に当薬局までご相談ください。皆様の健康を心より応援しています。

漢方の緑ヶ丘薬局

薬剤師 神谷 繁

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