【2025年12月版】40代からの「寝ても取れない疲れ」の原因と漢方での根本改善|脳疲労を徹底解剖

「最近、寝ても疲れが取れない…」 「朝起きるのがつらい…」

 40代を過ぎたあたりから、このような悩みを抱える方が増えてきます。それは単なる疲れではなく、**「脳疲労」**が原因かもしれません。

  現代社会はストレスフルで、情報過多。私たちの脳は常にフル回転で働き続けています。その結果、脳が疲弊し、身体にも様々な不調が現れてきます。

 今回は、45歳以上の方に特に多い「寝ても取れない疲れ」の原因である脳疲労について詳しく解説し、その根本改善策として漢方の視点からのアプローチをご紹介します。

 なぜ、寝ても疲れが取れない? 40代からの「脳疲労」とは

1. 疲労の原因は「脳」にあった!

「疲れた」と感じる時、多くの人は「体が疲れている」と考えがちです。しかし、実際には**「脳の疲れ」**が原因であることが多いのです。 仕事や運動、ストレスなどで脳が疲労すると、自律神経の中枢である視床下部や前帯状回がダメージを受け、疲労感として体に現れます。

2. 脳疲労のサインを見逃さないで!

脳疲労が蓄積すると、以下のような様々なサインが現れます:

集中力や思考力の低下: 考えがまとまらない、ぼーっとする、集中できない

精神的な不調: イライラしやすい、怒りっぽい、不安感が増す

身体的な不調: ミスが多い、物忘れが多い、眠気が強い、肩こり、頭痛

慢性的な疲労感: 寝ても疲れが取れない、倦怠感がある

これらの症状に複数当てはまる場合は、脳疲労が蓄積している可能性が高いでしょう。

3. 脳疲労が引き起こす更なる不調

脳疲労を放置すると、様々な不調に繋がることがあります:

自律神経の乱れ: 交感神経が過剰になり、呼吸が浅くなったり、血管が収縮したりします。

慢性疲労症候群(ME/CFS): 日常生活に支障をきたすほどの強い倦怠感が長期間続く。

微熱、頭痛、筋肉痛、脱力感、思考力低下、不安や抑うつなどの症状がみられる。

日本では約0.1~0.3%の人が罹患していると言われています。

コロナ後遺症として診断される人も増えており、今後増加が懸念されています。

一般的な疲労とは異なり、休んでも回復せず、軽い労作で症状が悪化します。

重症化すると寝たきりになるケースも。

うつ病: 気分の落ち込み、意欲の低下などがみられる。

生活習慣病: メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病などのリスクが高まる。

4. 40代以上に多い「脳疲労」の原因

40代以上になると、脳疲労を起こしやすくなる要因がいくつかあります。

加齢による脳機能の低下: 脳の細胞の機能が低下しやすくなります。

ホルモンバランスの乱れ: 更年期を迎える女性は、ホルモンバランスの乱れから自律神経が影響を受けやすくなります。

生活環境の変化: 仕事での責任が増えたり、家庭環境が変化したりと、ストレスが増える時期でもあります。

睡眠の質の低下: 年齢とともに睡眠時間が短くなったり、眠りが浅くなったりする傾向があります。

寒暖差疲労: 冬は特に気温の変化が大きく、自律神経のバランスが崩れやすいです。

寒暖差が7℃以上になると不調が出やすくなります。

倦怠感、肩こり、頭痛、不眠、めまい、便秘など様々な症状が現れます。

5. 脳のエネルギー不足

脳は、活動するために大量のエネルギーを消費します。そのエネルギーを作り出すのが細胞内のミトコンドリアです。 ミトコンドリアが活性酸素によって酸化すると、エネルギー生産効率が低下し、脳疲労に繋がります。

漢方で脳疲労を根本から改善

「寝ても取れない疲れ」は、漢方では「気」「血」「水」のバランスの乱れと捉えます。 脳疲労も、このバランスの乱れが原因であると考えられます。漢方では、体質や症状に合わせて、バランスを整えることで、脳疲労を根本から改善することを目指します。

6. 漢方薬で「気」「血」「水」を整える

「気」の巡りを改善する漢方薬: 気はエネルギーの源です。気の巡りが滞ると、疲労感や倦怠感が現れます。

補気薬: 気を補い、元気を回復させる漢方薬(例:補中益気湯、十全大補湯など)

理気薬: 気の巡りを良くし、ストレスを緩和する漢方薬(例:香蘇散、逍遙散など)

「血」の巡りを改善する漢方薬: 血は全身に栄養を運ぶ役割を担います。血の巡りが滞ると、肩こりや頭痛、冷えなどの症状が現れます。

補血薬: 血を補い、血の不足を改善する漢方薬(例:当帰芍薬散、四物湯など)

活血薬: 血の巡りを良くし、血行不良を改善する漢方薬(例:桂枝茯苓丸、桃核承気湯など)

「水」の巡りを改善する漢方薬: 水は体内の水分代謝を調節します。水の巡りが滞ると、むくみやめまい、倦怠感などの症状が現れます。

利水薬: 体内の余分な水分を排出する漢方薬(例:五苓散、苓桂朮甘湯など)

7. 漢方で体質を改善

漢方では、個人の体質を「虚証」「実証」「寒証」「熱証」などに分類し、それぞれの体質に合った漢方薬を選びます。 体質を改善することで、脳疲労になりにくい体を作ることができます。

8. 漢方薬以外にもできること

漢方薬と合わせて、生活習慣を見直すことも大切です。

十分な睡眠: 毎日同じ時間に寝起きし、睡眠の質を高める。

バランスの取れた食事:

脳のエネルギー源となるブドウ糖を摂取する。

脳の働きを助けるブレインフードを積極的に摂取する。

青魚(DHA、EPA)

緑黄色野菜

ベリー類

カカオ

トマト

タンパク質: 特に必須アミノ酸のトリプトファンを多く含む食品(肉、魚、豆腐、納豆、チーズ、牛乳など)

身体を温める食材を摂る(玉ねぎ、人参、生姜など)。

大根やカブなど旬の野菜も積極的に摂る。

適度な運動: ストレッチや軽い有酸素運動で血行を促進し、自律神経を整える。

ストレス解消:

アロマや音楽でリラックスする。

マッサージで体を弛緩させる。

趣味や好きなことに時間を使い、ストレスを溜め込まないようにする。

入浴: 湯船に浸かって体を温め、リラックスする。

首まで浸かることで、さらにリラックス効果が高まります。

呼吸法: ゆっくりとした腹式呼吸で自律神経を整える。

耳ストレッチ: 耳を引っ張ったり回したりすることで、自律神経を整える。

体内時計を整える: 朝起きたら日光を浴び、朝食を摂る。

 あなたの「寝ても取れない疲れ」を漢方で根本改善

「寝ても疲れが取れない」という状態は、放っておくと様々な不調につながる可能性があります。 当薬局では、あなたの体質や症状に合わせた漢方薬をご提案し、脳疲労を根本から改善するお手伝いをいたします。 ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

9. 当薬局でできること

漢方専門家による丁寧なカウンセリング

体質や症状に合わせた漢方薬の提案

生活習慣改善のアドバイス

症状の変化に合わせた漢方薬の調整

10. まずはご相談ください

「もしかして、脳疲労かも?」と思ったら、まずは当薬局にご相談ください。 漢方の専門家が、あなたの悩みに寄り添い、健康的な毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

11. 予約・お問い合わせ

ご予約・お問い合わせは、お電話またはライン公式からお願いいたします。

漢方の緑ヶ丘薬局

薬剤師 神谷 繁

薬剤師名簿登録番号

第221780号

◆電話番号

072-779-4079

◆ライン公式アドレス「@587qbhuu」はココをタップ 

◆ホームページはココをタップ 

◆〒664-0007

伊丹市北野5-7-19

◆漢方の緑ヶ丘薬局

◆営業時間

◆12:00~16:00

(但し、介護を抱えているため、営業時間不安定、▲電話番号にて要ご確認、また、営業時間▲電話番号にて、要相談)

◆定休日

土曜・日曜・月曜・祝祭日