【45歳からの片付け】なぜ片付けられない?脳疲労との深い関係と解決策

**「最近、どうも片付けが億劫で…」と感じていませんか? 

 40代を過ぎると、若い頃のようにテキパキと動けず、片付けが以前より大変に感じるという方は少なくありません。もしかしたら、それは「脳疲労」**が原因かもしれません。

 この記事では、45歳以上の方々が抱える「片付けられない」という悩みの背景にある脳疲労に着目し、その原因と具体的な解決策を、漢方の知恵も交えながら解説していきます。

1. 片付けられないのは「脳」のせい?

「片付けられないのは性格の問題」と思われがちですが、実は脳の機能が大きく関係している場合があります。

 特に45歳を過ぎると、脳の機能も変化しやすくなります。

脳の疲労:ストレスや睡眠不足、情報過多によって脳が疲労すると、判断力や集中力が低下し、片付けがおっくうになります。

脳の「実行機能」の低下:計画を立てて実行する、注意を向けるといった脳の機能が衰えると、片付けを始めること自体が難しくなります。

脳のワーキングメモリの低下:一時的に情報を記憶する脳の機能が低下すると、どこに何を片付ければ良いのかを判断するのに時間がかかり、片付けが億劫になることがあります。

2. 脳疲労が片付けをさらに難しくする悪循環

 脳疲労によって片付けが滞ると、部屋が散らかった状態になり、それがさらに脳を疲弊させるという悪循環に陥ることがあります。

視覚からの情報過多:散らかった部屋は、視覚から入る情報が多すぎるため、脳が常に処理を強いられ、疲労を招きます。

ストレスの増加:片付いていない部屋は、無意識のうちにストレスを与え、脳の疲労をさらに悪化させます。

自己肯定感の低下:「片付けられない自分」に自己嫌悪を感じ、さらにやる気がなくなるという悪循環に陥ることもあります。

3. 脳疲労と片付けられないことの深いつながり

 脳疲労と片付けられない状態は、互いに影響しあい、悪循環を生み出します。

脳のエネルギー不足:疲労した脳はエネルギー不足に陥り、片付けに必要な意欲や集中力がわきにくくなります。

判断力の低下:脳疲労によって判断力が低下すると、「これは必要?不要?」といった判断が難しくなり、物を捨てられず、片付けが進みません。

脳の休息不足:片付けられないことで生じるストレスは、脳を休ませる時間を奪い、さらに疲労を蓄積させます。

4. 45歳以上の男女が片付けに苦労する理由

 45歳以上の男女が特に片付けに苦労する理由として、以下の点が挙げられます。

ホルモンバランスの変化:更年期に伴うホルモンバランスの変化は、自律神経の乱れを引き起こし、脳疲労を招きやすくなります。

体力低下:若い頃に比べて体力が低下すると、片付けのような身体を使う作業が億劫になります。

生活の変化:子どもの独立や退職など、生活環境の変化がストレスとなり、脳疲労につながることもあります。

役割の変化:長年続けてきた家事の役割から解放された反面、目標を見失い、無気力になることもあります。

5. 脳疲労を解消し片付けをスムーズにする漢方の知恵

 漢方では、心身のバランスを整えることで、脳疲労を改善し、片付けをスムーズにするアプローチがあります。

気血水のバランスを整える:漢方では、身体を構成する要素として「気・血・水」という3つの要素を考えます。これらのバランスが崩れると、心身の不調につながると考えます。

: エネルギー、やる気のもと。ストレスで滞りがち

: 血液、栄養。不足すると脳の栄養不足にも。

: 水分、代謝。滞るとむくみやだるさに。

漢方薬

気の巡りを良くする漢方薬:香蘇散(こうそさん)、四逆散(しぎゃくさん)

血を補う漢方薬:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)

水の巡りを良くする漢方薬:五苓散(ごれいさん)、半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

生活習慣の見直し

質の良い睡眠:睡眠時間を確保し、寝る前にカフェインを控えるなど、質の高い睡眠を心がけましょう。

バランスの取れた食事:偏食を避け、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。特に、脳のエネルギー源となるブドウ糖を摂取することが大切です。

適度な運動:ウォーキングや軽いストレッチなど、適度な運動は血行を促進し、脳の活性化につながります。

リラックスの時間:アロマや入浴など、リラックスできる時間を意識的に作りましょう。

6. 脳に優しい片付けのコツ

 片付けをスムーズにするための、脳に優しい片付けのコツをご紹介します。

小さな範囲から始める:一度に全部片付けようとせず、引き出し一つ、棚一段など、小さな範囲から始めましょう。

時間制限を設ける:タイマーをセットして、短い時間で集中して片付けましょう。

「要る」「要らない」の判断基準を明確にする:1年以上使っていないものは、思い切って処分しましょう。

仮置き場を作る:判断に迷うものは、とりあえず仮置き場にまとめ、後でゆっくり考えましょう。

物を減らす:本当に必要なものだけを持つように心がけましょう。

収納方法を工夫する:使いやすく、元に戻しやすい収納方法を工夫しましょう。

片付けのハードルを下げる:完璧を目指さず、少しずつでも良いので、片付ける習慣を身につけましょう。

7. 片付けを習慣化するためのステップ

片付けを習慣化するためには、以下のステップで進めていくと良いでしょう。

目標設定:どんな状態を目指すのか、具体的な目標を設定しましょう。

計画を立てる:いつ、どこを、どのように片付けるのか、具体的な計画を立てましょう。

毎日少しずつ実践:毎日少しずつでも良いので、片付けを実践しましょう。

成功体験を積み重ねる:小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションを維持しましょう。

ご褒美を設定する:片付けが終わったら、自分にご褒美を与えましょう。

休息日を作る: 毎日必ず片付けるのではなく、疲れた時は休む日を作りましょう。

8. 脳疲労に打ち勝つためのマインドセット

 片付けを続けるためには、脳疲労に打ち勝つためのマインドセットも大切です。

完璧主義を手放す:完璧な片付けを目指すのではなく、少しずつでも良いので、前に進むことを意識しましょう。

自己肯定感を高める:片付けられない自分を責めるのではなく、できる範囲で頑張っている自分を認めましょう。

ポジティブ思考:片付けを通して得られるメリットに目を向け、ポジティブな気持ちで取り組みましょう。

9. 専門家への相談も検討しよう

片付けがどうしても進まない場合は、専門家への相談も検討しましょう。

漢方薬局:漢方の専門家は、心身のバランスを整え、脳疲労を解消するための漢方薬や生活習慣のアドバイスをしてくれます。

片付けコンサルタント:片付けの専門家は、具体的な片付け方や収納方法、習慣化のサポートをしてくれます。

10. まとめ:脳を癒し、心地よい空間を取り戻しましょう

 片付けられない背景には、脳疲労が深く関わっていることをご理解いただけたでしょうか。

 脳を癒し、心身ともに健康な状態を取り戻すことで、片付けは必ずできるようになります。

 焦らず、ゆっくりと、ご自身のペースで片付けを進めていきましょう。

ぜひ、漢方相談薬局で、あなたの体質に合った漢方薬を見つけてみてください。

ご相談お待ちしております。

漢方の緑ヶ丘薬局

薬剤師 神谷 繁

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