寝ても疲れが取れない?45歳からの「脳疲労」と2月の養生法

最近、寝ても疲れが取れない…」と感じていませんか?もしかしたら、それは「脳疲労」のサインかもしれません。特に45歳を過ぎると、更年期によるホルモンバランスの変化や、仕事や家庭でのストレスが重なり、脳疲労を感じやすくなります。このブログでは、脳疲労の原因や症状、そして2025年2月に実践したい生活養生法について解説します。

1. 脳疲労とは?

脳疲労とは、情報過多やマルチタスクによって脳が処理しきれずに疲れてしまった状態を指します。現代社会では、インターネットやスマートフォンの普及により、常に大量の情報が脳にインプットされています。例えば、10年前の300倍ものデータがやり取りされており、脳は常にフル回転している状態です。

情報過多: スマートフォンやパソコンなどから大量の情報が入り続け、脳が処理しきれない状態.

マルチタスク: 同時に複数の作業を行うことで、脳のエネルギーを過剰に消費してしまう状態.

2. なぜ脳は疲れるのか?

脳は、体重の約2%ほどの重さしかないにもかかわらず、**安静時のエネルギー消費量は体全体の約20%**も占める、非常にエネルギーを使う臓器です。脳を構成する神経細胞(ニューロン)は、活動時だけでなく、身体各臓器の働きやリズム、姿勢を維持するためにも常に活動しており、その際に大きなエネルギーを消費しています。

エネルギー消費量: 脳は常に活動しており、エネルギー不足になりやすい.

酸化ストレス: 過度な運動やストレスにより活性酸素が過剰に産生され、神経細胞に影響を及ぼす.

3. 脳疲労のサインを見逃さないで

脳疲労が蓄積すると、以下のような様々なサインが現れます:

集中力の低下: ミスが増えたり、注意力が散漫になる.

感情のコントロールが難しい: イライラしやすくなったり、不安を感じやすくなる.

自律神経の乱れ: 呼吸や消化、体温調節などがうまくいかなくなる.

睡眠障害: 寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりする.

その他: 倦怠感、頭痛、肩こり、めまい、憂鬱感など.

これらの症状が続く場合は、脳疲労を疑ってみましょう。放置すると、うつ病や不安障害のリスクも高まるため、早めの対策が大切です.

4. 脳疲労の原因:デジタルデバイス、睡眠不足、ストレス、マルチタスク

脳疲労の主な原因は以下の通りです:

スマートフォンの使い過ぎ: 常に情報に触れている状態は脳を疲れさせる. 特に、寝る前にスマートフォンを使用すると、睡眠の質を低下させる.

睡眠不足: 脳は睡眠中に休息するため、睡眠不足は脳疲労の回復を妨げる. 特に、ノンレム睡眠と呼ばれる深い睡眠が重要.

精神的ストレス: ストレスは体の不調や不眠につながり、脳の疲れを助長する.

マルチタスク: 複数の作業を同時に行うと、脳のエネルギー消費が増え、脳疲労につながる.

5. 脳疲労と身体疲労の関係

脳の疲労と身体の疲労は、一見すると別々のもののように思えますが、実は密接な関係があります。脳は、考えるだけでなく、全身の機能をコントロールする自律神経中枢としての役割も担っています。運動や思考などの活動を行うと、脳は交感神経系を活発にし、活動をサポートします。そして、過剰な負担がかかると、副交感神経系を活発にして、身体を休ませようとします。過労や寝不足などによる肉体的疲労は、脳にも過剰な負担をかけるのです。

6. 2025年2月の生活養生アドバイス

2月は、寒暖差による自律神経の乱れ日照時間の短さなどから、心身ともに疲れを感じやすい時期です。以下の点に注意して、健やかな毎日を送りましょう。

規則正しい生活:

毎日同じ時間に寝起きし、体内時計を整える.

朝起きたら日光を浴びて、セロトニンを分泌させる.

日中は適度に運動し、夜はリラックスして過ごす.

睡眠:

質の良い睡眠を十分に確保する.

寝る前のスマートフォンやパソコンの使用は控え、リラックスできる環境を整える.

食事:

脳のエネルギー源となるブドウ糖を積極的に摂取する.

ビタミンB群(特にビタミンB1)は、糖質をエネルギーに変えるために不可欠.豚肉、うなぎ、玄米などに多く含まれています.

身体を温める食材(玉ねぎ、人参、生姜など)を積極的に摂り、血行を促進する.

タンパク質を摂取し、セロトニンの生成を助ける.

発酵食品を摂り、腸内環境を整える.

運動:

軽いストレッチや散歩などで、血行を促進し、自律神経を整える.

毎日湯船に浸かり、身体を温める.

リラックス:

アロマを焚いたり、音楽を聴いたりして、リラックスする時間を持ちましょう.マッサージも効果的です.

マインドフルネスを取り入れ、脳を休ませる.

デジタルデトックス:

スマートフォンやパソコンの使用時間を減らし、脳を休ませる時間を作る.

寝室やトイレなどにはデジタルデバイスを持ち込まない.

食事中や会話中は、デジタルデバイスを見ない.

その他

寒暖差に対応できる服装を心がける.

首を温めたり、ストレッチをしたりする.

7. 漢方薬局からのご提案

当薬局では、お客様一人ひとりの体質や症状に合わせた漢方薬をご提案しています。脳疲労や、季節の変わり目の不調でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

8. 脳疲労回復に役立つ栄養素

ブドウ糖: 脳のエネルギー源.

ビタミンB群: 糖質をエネルギーに変えるのに必須.

ビタミンB1: 特に重要.

ビタミンB6: 自律神経を整えるGABAの生成を促進.

ビタミンD: セロトニンを調節.

トリプトファン: セロトニンの材料.

9. 脳疲労回復に役立つアリナミン製品

アリナミン製品には、疲労回復や集中力維持に役立つ成分が含まれています。

アリナミンV: 疲労回復、集中力の維持・改善.

アリナミンナイトリカバー: 睡眠の質を改善.

アリナミンRオフ: 疲労回復.

これらの製品を上手に活用することも、脳疲労回復の一つの手段です。

10. 慢性疲労症候群との違い

慢性疲労症候群(CFS)は、日常生活が著しく損なわれるほどの強い疲労感が、6ヶ月以上続く病気です。一般的な疲労とは異なり、十分な休養をとっても回復しません。もし、そのような症状が続く場合は、医療機関を受診しましょう.

まとめ脳疲労は、現代社会を生きる私たちにとって身近な問題です。特に45歳以上の方は、様々な要因が重なりやすく、脳疲労を感じやすいと言えます。早めの対策で、脳の健康を保ち、毎日を健やかに過ごしましょう。当薬局では、お客様一人ひとりの状態に合わせた漢方薬のご相談も承っています。お気軽にご相談ください。

漢方の緑ヶ丘薬局

薬剤師 神谷 繁

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