【45歳からの不調】寝ても取れない疲れの正体?脳疲労とヘルペスウイルスの意外な関係

「しっかり寝たはずなのに、なぜか疲れが取れない…」

40代後半から、このような体の不調を感じることはありませんか?もしかすると、それはただの疲れではなく、「脳疲労」が原因かもしれません。そして、この脳疲労には、意外なことに「ヘルペスウイルス」が深く関わっている可能性があるのです。

今回は、45歳以上で寝ても疲れが取れないと感じている方に向けて、脳疲労とヘルペスウイルスの関係について詳しく解説します。

1. 疲れが取れないのは「脳疲労」かも?

「疲労」と「疲労感」は、同じものではありません。

疲労:身体や脳の機能が低下した状態

疲労感:脳が感じる主観的な感覚

つまり、体が疲れていなくても、脳が疲れていれば「疲労感」を感じることがあります。これが「脳疲労」です。

特に、45歳以上の方は、仕事や家庭での責任が増え、ストレスが溜まりやすいため、脳疲労に陥りやすいと考えられます。

2. 疲労とヘルペスウイルスの関係

「疲れるとヘルペスができる」という経験はありませんか?これは、疲労によって免疫力が低下し、体内に潜伏していたヘルペスウイルスが再活性化するために起こると考えられています。

実は、このヘルペスウイルスの一種である「ヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)」が、脳疲労と深く関わっていることが、近年の研究で明らかになってきました。

3. HHV-6とは?

HHV-6は、多くの人が乳幼児期に感染するウイルスで、突発性発疹の原因となることで知られています。突発性発疹が治った後も、このウイルスは体内に潜伏し続けます。

普段は大人しくしているHHV-6ですが、疲労やストレスによって再活性化することがあります。そして、この再活性化が、脳疲労や様々な不調を引き起こす可能性があるのです。

4. HHV-6が脳疲労を引き起こすメカニズム

HHV-6は、疲労によって再活性化すると、唾液などを通じて脳に侵入し、特に嗅球(においを感じる部分)に潜伏感染します。

この時、HHV-6は「SITH-1」というタンパク質を作り出します。このSITH-1が、脳の細胞を死滅させ(アポトーシス)、脳内の炎症を引き起こし、脳疲労を招くと考えられています。

5. 脳疲労とSITH-1の関係

近藤一博教授の研究によると、うつ病患者の約8割で、このSITH-1に対する抗体が確認されています。つまり、SITH-1が脳内で強く働いている人は、うつ病になりやすい可能性があるということです。

SITH-1の活性化は、脳疲労だけでなく、うつ病にも深く関わっていることが示唆されています。

6. 脳疲労が引き起こすその他の症状

脳疲労は、単なる疲れだけでなく、以下のような様々な症状を引き起こす可能性があります:

慢性的な疲労感

気分の落ち込み、うつ状態

集中力や記憶力の低下

睡眠障害

頭痛、めまい

微熱、悪寒

筋肉痛、関節痛

リンパ節の腫れ

これらの症状に複数当てはまる場合は、脳疲労の可能性を疑ってみる必要があるかもしれません。

7. なぜ45歳以上は注意が必要なのか?

45歳以上になると、加齢に伴い、ホルモンバランスが変化したり、免疫力が低下したりします。そのため、HHV-6が再活性化しやすくなり、脳疲労やうつ病のリスクが高まる可能性があります。

また、この年代は、仕事や家庭での責任が増え、ストレスが溜まりやすいため、より一層注意が必要です。

8. 脳疲労をチェックする方法

ご自身の脳疲労度をチェックする方法として、以下の項目を参考にしてみてください。

寝ても疲れが取れない

以前より集中力が続かない

些細なことでイライラする

気分が落ち込むことが多い

眠りが浅く、何度も目が覚める

頭痛やめまいが頻繁に起こる

肩や首の凝りがひどい

疲れやすい

これらの項目に多く当てはまる場合は、脳疲労の可能性が高いと考えられます。

9. 脳疲労を改善するために

脳疲労を改善するためには、以下のことに取り組むことが大切です。

十分な睡眠:毎日同じ時間に寝起きし、質の良い睡眠を心がけましょう。

バランスの取れた食事:特にビタミンB1を多く含む食品(玄米、豚肉など)を積極的に摂りましょう。

適度な運動:軽い運動は、疲労回復を促す効果があります。

ストレス解消:自分なりのストレス解消法を見つけ、ストレスを溜め込まないようにしましょう。

漢方薬の活用:体質や症状に合わせて漢方薬を取り入れるのも良いでしょう。

10. 漢方薬によるアプローチ

漢方では、脳疲労は、気・血・水のバランスの乱れによって生じると考えます。

漢方薬は、これらのバランスを整え、体の内側から脳疲労を改善していく効果が期待できます。

当薬局では、お客様一人ひとりの体質や症状に合わせて、最適な漢方薬をご提案いたします。

こんなお悩みをお持ちの方、ぜひご相談ください。

寝ても疲れが取れない

慢性的な疲労感がある

気分の落ち込みや不安がある

集中力や記憶力が低下している

自律神経の乱れを感じる

病院での検査では異常がないと言われた

おわりに

今回は、45歳以上の男女に多い「寝ても取れない疲れ」の原因として、脳疲労とヘルペスウイルスの関係について解説しました。

疲れが取れない、と感じたら、無理をせず、まずはご自身の体と向き合ってみましょう。

当薬局では、皆様の健康をサポートするため、漢方薬による体質改善のお手伝いをさせていただきます。

お気軽にご相談ください。

漢方の緑ヶ丘薬局

薬剤師 神谷 繁

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