脳疲労と活性酸素とDHMBA(デイエイチエムビイエー)
【45歳からの慢性疲労】寝ても疲れが取れない原因は脳の酸化ストレス?DHMBAが解決の鍵!

はじめに:なぜ寝ても疲れが取れないのか?
「最近、寝ても疲れが取れない…」と感じている45歳以上の方は多いのではないでしょうか。それは単なる寝不足ではなく、脳の疲労が原因かもしれません。特に、40代後半からは、若い頃と同じように眠っても疲れが残る、いわゆる慢性疲労に悩まされる人が増えます。この記事では、その原因と対策について、漢方薬局の視点から詳しく解説します。
1. 疲労の正体:活性酸素と酸化ストレス
私たちの体は、活動する上でエネルギーを作り出す必要があります。その過程で、活性酸素という物質が生成されます。活性酸素は、本来、細菌やウイルスを攻撃する役割を持っていますが、過剰に発生すると細胞を傷つけ、酸化ストレスを引き起こします。
この酸化ストレスは、脳細胞にもダメージを与え、脳の機能低下や疲労感につながります。特に、過労やストレスが多い現代社会では、活性酸素が過剰に発生しやすく、慢性的な疲労の原因になると考えられています。
2. 脳疲労とは?そのサインと症状
脳疲労とは、脳が過剰に活動し、疲弊した状態を指します。脳疲労は、身体的な疲労とは異なり、自覚しにくい場合があります。以下のようなサインや症状に心当たりはありませんか?
集中力や注意力の低下
物忘れや思考力の低下
イライラしやすくなる、やる気が出ない
頭痛やめまい、肩こり
慢性的な疲労感
寝ても疲れが取れない
これらの症状は、脳のエネルギー不足や、活性酸素による脳細胞のダメージが原因と考えられます。
3. 疲労のメカニズム:乳酸は疲労物質ではない?
以前は、疲労の原因は筋肉に溜まる乳酸だと考えられていました。しかし、最新の研究では、乳酸は疲労物質ではなく、エネルギー源として再利用されることが分かっています。
真の疲労の原因は、活性酸素による酸化ストレスです。過剰な活性酸素は、細胞内のエネルギー産生能力を低下させ、疲労感を引き起こします。
4. 活性酸素が脳に与える影響
脳は、体の中でも特にエネルギーを消費する器官です。そのため、活性酸素の影響を受けやすく、過剰な活性酸素は、脳の神経細胞を傷つけ、認知機能の低下や疲労感を引き起こす可能性があります。
さらに、活性酸素は、ストレスを制御する「GR(グルココルチコイド受容体)」を減らし、ストレスホルモンの分泌を過剰にするため、ストレスによる脳疲労をさらに悪化させる可能性があります。
5. DHMBA(デイエイチエムビーエー)とは?その抗酸化作用
DHMBA(デイエイチエムビイエー)は、近年注目されている抗酸化物質です。DHMBAは、過剰な活性酸素を消去し、細胞の酸化ストレスを軽減する効果が期待されています。特に、脳内の活性酸素の除去に有効であることが示唆されており、脳疲労の改善に役立つ可能性があります。
6. DHMBAの臨床試験:疲労感軽減とストレス緩和
DHMBAデイエイチエムビイエーを用いた臨床試験では、DHMBA摂取群において、プラセボ群と比較して有意に疲労スコアが低下したことが報告されています。この結果は、DHMBAが中高年の疲労感軽減に有効であることを示唆しています。
また、別の臨床試験では、DHMBAが脳内の活性酸素を消去することで、ストレス応答を正常化し、ストレス(イライラ感)を緩和することが確認されています。
7. なぜDHMBAが疲労回復に有効なのか?
DHMBAが疲労回復に有効な理由は、その強力な抗酸化作用にあります。
活性酸素の消去: DHMBAは、過剰な活性酸素を効果的に消去し、酸化ストレスを軽減します.
エネルギー産生能力の回復: 酸化ストレスが軽減されることで、細胞のエネルギー産生能力が回復し、疲労感が軽減されます.
脳機能の改善: 脳内の活性酸素が除去されることで、認知機能や集中力が改善される可能性があります.
ストレス緩和: 脳内のストレス応答系を正常化することで、ストレスによる疲労感も軽減します.
8. DHMBA以外にも!疲労回復を助ける生活習慣
DHMBAは疲労回復に有効な成分ですが、それだけでなく、日々の生活習慣を見直すことも大切です。
良質な睡眠: 毎日6時間以上の睡眠を確保し、寝る前にカフェインやアルコールを控えるなど、睡眠の質を高める工夫をしましょう.
バランスの取れた食事: 抗酸化作用のあるビタミンCやイミダゾールペプチドを積極的に摂取し、バランスの取れた食事を心がけましょう.
適度な運動: ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、血行を促進し、脳の疲労回復に効果的です.
ストレス解消: 趣味やリラックスできる時間を作り、ストレスを溜めないように工夫しましょう.
マインドフルネス瞑想: 瞑想は、脳の活動を抑制し、リラックス効果を高めるのに役立ちます.
これらの生活習慣に加えて、DHMBAを摂取することで、より効果的な疲労回復が期待できるでしょう。
9. 漢方薬局からのアドバイス:DHMBAと漢方の組み合わせ
漢方では、疲労の原因を「気血の不足」や「陰陽のバランスの乱れ」など、体質や状態によって様々に考えます。DHMBAの摂取に加えて、漢方薬や漢方的な養生を取り入れることで、より根本的な疲労回復を目指せるでしょう。
当店では、お客様一人ひとりの体質や症状に合わせて、最適な漢方薬や生活習慣のアドバイスをさせていただきます。お気軽にご相談ください。
まとめ:DHMBAで脳疲労を撃退!
今回のブログ記事では、45歳以上で寝ても疲れが取れない原因として、活性酸素による脳の酸化ストレスに着目し、DHMBAがその解決策となる可能性を解説しました。
DHMBAは、活性酸素を消去し、細胞のエネルギー産生能力を回復させることで、疲労感の軽減や脳機能の改善、ストレス緩和に役立つことが期待できます。
この記事を参考に、DHMBAや生活習慣の見直しで、疲れ知らずの毎日を取り戻しましょう。
漢方の緑ヶ丘薬局
薬剤師 神谷 繁
薬剤師名簿登録番号
第221780号