【2025年2月版】:45歳以上必見!寝ても取れない疲れの原因「脳疲労」とその解消法

「最近、 寝ても疲れが取れない んだよね…」

 45歳を過ぎたあたりから、このような悩みを抱える方が増えてきます。それはもしかしたら、単なる疲れではなく**「脳疲労」**が原因かもしれません。

 本記事では、45歳以上の男女が抱える「寝ても取れない疲れ」の根本原因である脳疲労について、そのメカニズムから具体的な解消法までを詳しく解説します。

1. 脳疲労とは?

 脳疲労とは、脳が情報処理を過剰に行い、疲弊した状態を指します。現代社会は、インターネットやスマートフォンなどから常に大量の情報が流れ込んできます。脳はこれらの情報を処理するために、常にフル稼働状態を強いられています。

**特に45歳以上の方は、仕事や家庭での責任が増え、マルチタスクをこなす機会も多くなりがちです。**そのため、脳に過剰な負担がかかり、脳疲労に陥りやすいと考えられます。

2. 脳疲労のサインを見逃さないで

 脳疲労は、身体の疲れとは異なり、自覚しにくい場合があります。以下のような症状に心当たりのある方は、脳疲労を疑ってみましょう:

集中力の低下:仕事や家事中にミスが増える、ぼーっとしてしまう

感情のコントロールが難しい:些細なことでイライラしたり、怒りっぽくなったりする

寝ても疲れが取れない:睡眠時間を確保しても、朝からだるさが残る

思考力の低下:考えがまとまらない、判断力が鈍る

不安や落ち込み:理由もなく不安になったり、気分が落ち込んだりする

身体の不調:肩こり、頭痛、めまい、消化不良などの症状が出る

やる気が出ない:何をするにも億劫で、意欲がわかない

これらの症状は、単なる疲れや加齢によるものと見過ごされがちですが、実は脳疲労が原因である可能性があります。

3. 脳疲労の原因を探る

 脳疲労の原因は様々ですが、主なものとして以下の点が挙げられます:

情報過多:スマートフォンやパソコンの使いすぎによる情報過多

マルチタスク:複数のことを同時に行うことによる脳の負担増加

睡眠不足:睡眠時間の不足や睡眠の質の低下

精神的ストレス:仕事や人間関係などによるストレス

不規則な生活:食事時間の乱れや運動不足

これらの要因が複雑に絡み合い、脳の神経ネットワークのバランスを崩すことで、脳疲労が引き起こされます。

4. 脳疲労と自律神経の関係

 脳は、自律神経を介して全身の機能をコントロールしています。脳疲労が続くと、自律神経のバランスが乱れ、身体の不調を引き起こすことがあります。

自律神経には、交感神経副交感神経の2種類があります。

交感神経:活動時やストレス時に優位になる神経

副交感神経:リラックス時や睡眠時に優位になる神経

脳疲労により交感神経が優位になりすぎると、心身が緊張状態になり、リラックスできなくなります。その結果、不眠や消化不良などの症状が現れることがあります。

また、冬は特に注意が必要です。寒暖差による自律神経の乱れや、日照時間の短さから、脳疲労を感じやすくなります。

5. 脳疲労を放置する危険性

 脳疲労を放置すると、様々な心身の不調につながる可能性があります。

うつ病や不安障害:脳疲労が慢性化すると、うつ病や不安障害のリスクが高まります

慢性疲労症候群:日常生活に支障をきたすほどの強い疲労感が続く慢性疲労症候群に発展する可能性もあります

生活習慣病:自律神経の乱れから、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクも高まります

認知機能の低下:脳疲労は、集中力や記憶力の低下を引き起こし、認知症のリスクを高める可能性も指摘されています。

6. 漢方薬局が提案する脳疲労回復法

 漢方薬局では、脳疲労の根本原因に着目し、心身のバランスを整えることを重視したアプローチを提案します。

6-1. 生活習慣の見直し

 デジタルデトックス:スマートフォンやパソコンの使用時間を減らし、意識的にデジタルデバイスから離れる時間を作りましょう

睡眠の質を向上:就寝前のデジタルデバイスの使用を控え、規則正しい睡眠を心がけましょう

リラックスタイム:アロマテラピーや音楽鑑賞、入浴などでリラックスする時間を作りましょう

適度な運動:ウォーキングやストレッチなど、軽い運動を習慣にしましょう

バランスの取れた食事:1日3食、バランスの取れた食事を心がけましょう 特に、脳のエネルギー源となるブドウ糖や、ビタミンB群を積極的に摂りましょう. また、トリプトファンを含むタンパク質も重要です。

マインドフルネス:瞑想などを通して、今この瞬間に集中する練習をしましょう

シングルタスク:複数のことを同時に行うのではなく、1つのことに集中して取り組むようにしましょう

6-2. 漢方薬の活用

 漢方では、体質や症状に合わせて、脳疲労の根本原因にアプローチする漢方薬を処方します。例えば、以下のようなものが用いられます。

気血水のバランスを整える漢方薬:体内のエネルギーである「気」、血液である「血」、体液である「水」のバランスを整え、心身の不調を改善します。

自律神経を整える漢方薬:自律神経のバランスを整え、イライラや不安、不眠などの症状を緩和します。

脳の血流を改善する漢方薬:脳の血流を改善し、脳の働きを活性化させます。

6-3. 栄養補助食品の活用

食生活の改善が難しい場合は、サプリメント栄養ドリンクを活用するのも有効です。

ビタミンB群:脳のエネルギー代謝を助け、疲労回復をサポートします。特にビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるのに必須であり、疲労回復に重要です。

魚肉ペプチド:疲労感の軽減に役立ちます。

フルスルチアミン:ビタミンB1誘導体で、疲労回復に効果が期待できます。

6-4. 専門家への相談

 脳疲労が深刻な場合は、医療機関や専門家への相談も検討しましょう。

医師の診察:慢性疲労症候群などの疾患が疑われる場合は、医師の診察を受けましょう

専門外来:脳神経内科や精神科などの専門外来を受診するのも有効です

カウンセリング:ストレスの原因や心の悩みを専門家に相談しましょう

7. まとめ:脳疲労を解消して、心身ともに健康な毎日を

「寝ても疲れが取れない」という状態は、脳からのSOSサインかもしれません。脳疲労は、放っておくと様々な不調につながる可能性があります。

本記事でご紹介した解消法を参考に、ご自身の生活習慣を見直し、心身ともに健康な毎日を送りましょう。

もし、症状が改善しない場合は、お近くの漢方薬局や医療機関にご相談ください。

漢方の緑ヶ丘薬局

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