「からだがサビる」とは?酸化ストレス・活性酸素と“なんとなく不調”を漢方の視点から考える|伊丹市・漢方の緑ヶ丘薬局
「特に忙しかったわけでもないのに、ずっとだるい」その正体
「特に忙しかったわけでもないのに、朝から体が重い」
「しっかり寝ているはずなのに、日中も眠くてだるい」
「病院で検査を受けても、異常なしと言われる」
こうした「だるさ」の背景には、細胞の中でエネルギーを作る小さな器官——ミトコンドリアの働きが関係していることがあります。今回は、当店がこれまで9月病〜1月病のシリーズ記事で繰り返しお伝えしてきた「体のサビ」「ヒドロキシラジカル」「ミトコンドリア」という言葉の"元ネタ"となる基礎知識を、一からじっくり解説します。
私の思い
「検査は異常なし」と言われてきた患者さんの声
現在、「だるさが続いているのに、検査では異常なしと言われた」と悩む患者さんがたくさんいらっしゃいます。そして漢方の緑ヶ丘薬局にも、こうしたお悩みを抱える多くのお客様が来店なさったり、電話やLINEでご相談いただいています。
初めてご相談いただく時、こうした症状に長く悩んでいる患者さんに特徴的なのは、「数値に出ない不調」を長年一人で抱えてきた経験を持つ方がとても多いことです。
・血液検査を受けても「異常なし」で終わってしまった
・「歳のせい」「気の持ちようだ」で片付けられた
・睡眠時間は足りているはずなのに、疲れが取れない
・周りに理解されず、「怠けているのでは」と自分を責めてしまう
・どこに相談すればいいのかわからないまま、何年も過ごしてきた
こういった経過をたどってしまうと、「結局、自分の体には何も問題がないのに、気持ちの問題なのかもしれない」と思ってしまう方が多いのです。検査数値では見えない領域の不調だからこそ、そう感じるのも無理もありません。
ここでご紹介するのは、あくまでも私たちの考えであり、一つの視点です。血液検査や医療機関での診断を否定するものでは決してありません。まずは基本的な検査で他の病気が隠れていないか確認することは、とても大切なことです。その上で、検査の数値には表れにくい、細胞レベルのエネルギー産生という視点を、あわせてご紹介したいと思っています。
ミトコンドリアとは何か——細胞の中の「発電所」
ミトコンドリアは、私たちの体を作る一つひとつの細胞の中にある、小さな器官です。1つの細胞の中に、約2,000個ものミトコンドリアが存在していると言われています。
よく「細胞の発電所」と例えられる通り、ミトコンドリアの最大の役割は、食べ物から得た栄養と、呼吸で取り込んだ酸素を使って、生命活動に必要なエネルギー物質「ATP(アデノシン三リン酸)」を作り出すことです。
ATPはどうやって作られるのか

グルコース1分子から、最大38個のATPが生まれる仕組み
私たちが食事で摂った糖質(グルコース)は、体の中で段階的に分解され、エネルギー物質であるATPに変換されていきます。教科書的な計算では、グルコース1分子から、理論上最大38個のATPが作られるとされています(実際には、輸送過程でのロスなどにより30個前後になるという見解もあります)。
解糖系・TCA回路・電子伝達系という3段階
ATPが作られる過程は、大きく3つの段階に分かれています。
1. 解糖系:細胞質でグルコースをピルビン酸に分解する反応。ここで2分子のATPが作られます。
2. TCA回路(クエン酸回路):ミトコンドリアの中でピルビン酸をさらに分解する反応。ここでも2分子のATPが作られ、あわせてNADHやFADH2という物質が作られます。
3. 電子伝達系:ミトコンドリアの内膜で、NADHやFADH2から受け渡された電子と酸素を使い、もっとも多くのATP(理論上26〜34分子程度)を作り出す反応です。
このように、私たちが体を動かすエネルギーのほとんどは、実はミトコンドリアの中の、この電子伝達系という最終段階で作られているのです。
ミトコンドリアの機能が低下する主な原因
ミトコンドリアの働きが落ちると、当然ながらATPの産生量も減り、「エネルギー不足」の状態になります。機能低下の主な原因として、以下のようなものが挙げられています。
酸化ストレス
活性酸素によってミトコンドリア自体やその中のDNAが傷つけられることで、機能が低下すると考えられています。
慢性的な炎症
体の中で炎症が慢性的に続いている状態も、ミトコンドリアの機能に影響を与えるとされています。
栄養不足・加齢
ATP産生に必要なビタミン・ミネラルなどの栄養素が不足していたり、加齢によってミトコンドリアの数や機能そのものが低下していくことも、原因として知られています。
その酸化ストレス、実は「超悪玉活性酸素」かもしれません

ヒドロキシラジカルがミトコンドリアを直接傷つける仕組み
「酸化ストレス」とひとことで言っても、活性酸素にはいくつかの種類があります。当店が特に注目しているのは、その中でも反応性がきわめて高く、細胞への攻撃性が強い「ヒドロキシラジカル(超悪玉活性酸素)」です。
学術研究では、この牡蠣由来の抗酸化成分が、腎臓の細胞においてミトコンドリアの活性酸素産生と、それに伴う損傷(フラグメンテーション)を軽減する働きが報告されています。つまり、ミトコンドリアの機能低下の背景には、こうした特に攻撃性の強い活性酸素が直接関わっている可能性があるのです。
ストレス→コルチゾール→ヒドロキシラジカルという連鎖
私は、慢性的なストレスが続くと、副腎からストレスホルモン「コルチゾール」が過剰に分泌され、それが体内でヒドロキシラジカルを発生させやすくする一因になっていると考えています。これが、これまでの9月病〜1月病シリーズでお伝えしてきた「体のサビ」の正体です。
商品Xについて
なぜ名前を明かせないのか
この商品はいろんな理由から、メーカーさんの方針でインターネットに詳しい商品名や成分の詳細を掲載できない商品です。そのためホームページ上で、商品名やメーカー名、原材料の細かい情報をお話ししたり、パッケージ写真を掲載することができません。ですからここでは便宜上、「商品X」という名前で呼ばせていただきます。世の中には、そういうものもあるんです。
商品Xの特徴と、確認されている研究
商品Xは、牡蠣由来の天然の抗酸化成分です。国際学術誌に掲載された論文では、この成分が細胞のミトコンドリア内部にまで作用し、活性酸素の産生とミトコンドリアの損傷を軽減する働きが報告されています。通常の抗酸化成分(ビタミンC・Eなど)が届きにくいミトコンドリアの内部にまで働きかけるという特徴から、当店では体のエネルギー不足・だるさが気になる方へのご提案として取り扱っています。
商品Xについて詳しくお知りになりたい方は、お近くの方であれば当店までおいでください。おいでくだされば、お試しいただくこともできます。おいでになれない方は、お電話またはLINEでご連絡ください。
※効果の程度は個人の体質・状態によって異なります。特定の疾患の治療や予防を保証するものではありません。
【保存版】あなたのミトコンドリア、疲れていませんか?セルフチェック

以下の項目に、いくつ当てはまりますか?ぜひスクリーンショットして保存してください。
・十分な睡眠時間をとっているのに、疲れが取れない
・朝起きた時点で、すでに体が重い
・少し体を動かしただけで、ひどく疲れる
・頭がぼんやりして、集中力が続かない(ブレインフォグ)
・甘いものが無性に欲しくなることが増えた
・冷えやすい、または体温が低めだと感じる
・血液検査では「異常なし」と言われる
・慢性的なストレスを感じている
当てはまる項目が多いほど、ミトコンドリアの機能低下が背景にある可能性を考えてみる価値があります。
東洋医学における「気虚」という視点
気虚とATP不足の共通点
東洋医学には、体を動かすエネルギーである「気」が不足している状態を指す「気虚(ききょ)」という考え方があります。気虚の状態では、疲れやすい、息切れしやすい、風邪をひきやすいといった症状が現れるとされ、これはミトコンドリアの機能低下によるATP不足の状態と、非常によく似た捉え方だと私は考えています。
漢方薬局だからこそお伝えできること
西洋医学的な「ミトコンドリア・ATP」という分子レベルの視点と、東洋医学的な「気虚」という体質の視点は、対立するものではなく、同じ現象を異なる角度から見ているものだと私は考えています。当店では、この両方の視点を組み合わせて、だるさの根本にアプローチすることを大切にしています。
今日からできる、ミトコンドリアをいたわる生活習慣
・良質なタンパク質・ビタミンB群・鉄分など、ATP産生に必要な栄養素を意識して摂る
・軽い運動を習慣にする(ミトコンドリアは適度な運動刺激で増える性質があるとされています)
・質の良い睡眠を確保する(ミトコンドリアの修復は睡眠中に行われます)
・慢性的なストレスを溜め込まない工夫をする
漢方の緑ヶ丘薬局でできること
漢方相談で確認すること
| 確認項目 | 内容 |
| だるさの状態 | いつから、どんな時に強くなるか |
| 睡眠 | 深い睡眠が取れているか |
| 食事と消化 | タンパク質・栄養素が摂れているか |
| ストレスの状態 | 慢性的なストレスのパターン |
| 服薬状況(最重要) | 現在飲んでいる薬・サプリメントとの確認 |
服用中のお薬がある方は、必ずお薬手帳をご持参ください。自己判断で治療中の薬を中止しないでください。
注意したいケース
次のような場合は、まず医療機関を受診してください。
・強い疲労感が突然始まった・急激に悪化した
・体重の急激な変化、発熱が続いている
・気分の落ち込みが強く、日常生活に支障が出ている
・動悸・息切れ・むくみなど、他の症状を伴う
よくある質問(FAQ)
Q1. ミトコンドリアの機能低下は検査でわかりますか?
A. 一般的な血液検査だけでは、ミトコンドリアの機能そのものを直接評価することは難しいとされています。そのため「検査では異常なし」と言われても、だるさが続くというケースが起こりやすいのです。
Q2. 若い人はミトコンドリアの機能低下を気にしなくていいですか?
A. ミトコンドリアの機能は加齢とともに低下しやすいとされていますが、慢性的なストレスや栄養不足、酸化ストレスは年齢に関わらず影響します。若い方でも、だるさが続く場合は生活習慣を見直す価値があります。
Q3. 商品Xは他のサプリメントと一緒に飲んでも大丈夫ですか?
A. 基本的には問題ないことが多いですが、服薬中の薬や他のサプリメントがある場合は、念のため当店または医師にご確認ください。
Q4. 気虚とミトコンドリアの機能低下は、同じ意味ですか?
A. 完全に同じというわけではありませんが、「体を動かすエネルギーが不足している状態」という点で、非常に近い概念だと当店では捉えています。
Q5. 電話やLINEだけでも相談できますか?
A. はい、できます。来店が難しい方も、お電話またはLINEでご相談いただけます。
まとめ
だるさの背景には、細胞の中でエネルギーを作るミトコンドリアの機能低下が関係していることがあります。
・ミトコンドリアは、グルコース1分子から理論上最大38個のATPを作り出す「発電所」です
・酸化ストレス・慢性炎症・栄養不足・加齢がミトコンドリアの機能を低下させます
・中でも「超悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)」は、ミトコンドリアを直接傷つける可能性が学術研究で報告されています
・東洋医学の「気虚」は、この状態を別の角度から捉えた考え方だと当店では考えています
・商品Xと漢方、生活習慣の見直しを組み合わせることで、根本からのケアを目指せます
漢方の緑ヶ丘薬局では、あなたの体質・症状・服薬状況を確認しながら、今すぐできる対策を一緒に考えます。
初回ご相談の方へ
「だるさが続いているのに、検査では異常なしと言われた」という方も、漢方相談でお気軽にご相談いただけます。
準備いただくと助かるもの:
・お薬手帳(服薬中の方)
・現在飲んでいるサプリメントのメモ
「ブログを見ました」とお声かけいただければスムーズです。
ご予約・お問合せ
🈺(12:00〜16:00 / 定休:月曜・土曜・日曜)
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1. お名前
2. 年齢・性別
3. 一番困っている症状(外出後の疲れ・目の疲れなど)
4. いつから続いているか
5. 病院で検査を受けたか
6. 服用中の薬・サプリメント・健康食品
7. 電話相談または来店相談の希望
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【出典・参考文献】
(本文中の生化学的・統計的な説明は上記出典に基づく要約です。個別の健康状態への当てはめや、疾患の診断・治療については必ず医療機関にご確認ください)
伊丹市・宝塚市・川西市・西宮市・芦屋市・猪名川町からお越しの方も大歓迎です。
はじめての方も、相談だけでも構いません。
この記事は
漢方の緑ヶ丘薬局 薬局長 薬剤師
(薬剤師名簿登録番号第221780号)
神谷繁
が監修しています。
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