8月病・夏バテは「気合い不足」じゃない|MCV・活性酸素・腸活で整える漢方相談【伊丹市】
「夏になると、毎年同じパターンでしんどくなる」
「だるい・やる気が出ない・朝起きられない——でも検査では異常なし」
それは気合い不足でも、怠けでもありません。
赤血球(MCV)・脳内の超悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)・ミトコンドリア・腸の免疫(分泌型IgA)という体の回復力を支える仕組みが、夏の負荷に追いつかなくなっているサインかもしれません。
伊丹市の漢方の緑ヶ丘薬局では、これらの視点から体の状態を一緒に整理する漢方相談を行っています。
電話またはLINEで、お気軽にご相談ください。
こんな症状が8月に出ていませんか?
だるさ・疲れ
・朝から体が重く、なかなか動き出せない
・十分に眠ったはずなのに疲れが残っている
・休日に休んでも、週明けにはまたぐったりしている
気力・やる気の低下
・やる気が出ない、何もしたくない
・仕事や家事を始めるまでに時間がかかる
・以前は楽しめていたことが、なんとなく億劫に感じる
頭・思考のもつれ
・頭がぼーっとして、考えがまとまらない
・集中力が続かず、ミスが増えた気がする
・物忘れが気になるようになった
8月病とは?なぜ8月に不調が出やすいのか
「8月病」は正式な病名ではありませんが、4月からの緊張・ストレスが積み重なり、夏の暑さと重なる8月に心身の不調として表れる状態を指す言葉として使われています。
「7月を乗り越えたはずなのに、8月にまたガクンと落ちる」という方に多い状態です。
気温・湿度・睡眠の乱れに加え、夏の食欲不振による栄養不足が体の回復力を底から奪います。
漢方の緑ヶ丘薬局では、「なぜ毎年繰り返すのか」という体質的な傾向を確認しながら、整え方を一緒に考えています。
8月病と夏バテとの違い
| 8月病 | 夏バテ | |
| 主な原因 | ストレス蓄積・回復力の枯渇 | 暑さ・発汗によるミネラル・水分消耗 |
| 主な症状 | 気力低下・朝起きられない・頭が重い | 食欲不振・体力低下・倦怠感 |
| 関連する体の状態 | MCV・酸化ストレス・腸の免疫低下 | 電解質・水分バランスの乱れ |
血液から見る8月病体質——MCVとは何か
MCV(平均赤血球容積)とは、赤血球の大きさの平均値を示す血液検査の項目です。
血液が全身に酸素を届ける力に関わり、脳・筋肉・免疫細胞へのエネルギー供給にも影響します。
「検査数値は基準内だけど、なんとなく端っこ」という方も、脳への酸素・栄養の届き方が弱くなっているケースがあります。
MCVが低め(鉄不足タイプ)の特徴
・赤血球が小さく、酸素を運ぶ力が低下しやすい
・疲れやすい・頭がぼーっとする・冷えやすい・立ちくらみ
・月経量が多い女性、食欲が落ちている方に多い傾向
MCVが高め(B12・葉酸不足タイプ)の特徴
・赤血球が大きすぎて毛細血管を通りにくくなることがある
・集中力の低下・手足のしびれ感・疲れやすさ
・アルコールを多く摂る方・胃腸の吸収が弱い方に多い傾向
漢方の緑ヶ丘薬局では、MCVの状態と体の症状をあわせて確認しながら、血液の質を整える方向を考えます。
脳を傷つける「超悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)」とは
活性酸素に善玉と悪玉がある理由
私たちの体の細胞は、活性酸素という物質によって常に「サビ(酸化)」が進行しています。
人の体が酸化されると、鉄が酸化された時と同じように「サビ」ができます。
鉄が「サビ」るともろく崩れやすくなるように、人の体も「サビ」てしまいます。
活性酸素には「善玉」と「悪玉」の2種類があります。
善玉活性酸素は、外部から入り込んだ細菌・カビ・微生物等を殺菌・除去する役割を持っており、神経伝達や血管新生、免疫力向上等で生命維持に必要とされています。
悪玉活性酸素は、正常な細胞の遺伝子を破壊し、細胞を「サビ」させ、老化・免疫低下・病気を促進させます。
病気の原因の9割は、この悪玉活性酸素の影響とも言われています。
活性酸素が体内で増え過ぎると、DNAや脂質、たんぱく質、酵素などを攻撃して酸化させます。
その結果として、脂質の過酸化・DNA変異・たんぱく質の変性・酵素の失活などの分子レベルの損傷があちこちで起こります。
ヒドロキシラジカルが脳疲労を引き起こす3つの経路
悪玉活性酸素の中でも特に危険なのが、ヒドロキシラジカル(超悪玉活性酸素)です。
脳は大量の酸素とエネルギーを使うため、このダメージを特に受けやすい臓器です。
経路①:血管内皮の酸化 → 脳への血流低下
ヒドロキシラジカルが血管の内壁を傷つけると、脳への酸素・栄養供給が減ります。
経路②:海馬への直接ダメージ → 記憶力・気分の低下
記憶や感情をつかさどる海馬の神経細胞が酸化され、「物忘れ・気分の落ち込み」につながります。
経路③:ミトコンドリアの損傷 → 脳のエネルギー(ATP)不足
細胞のエネルギー工場が傷つき、集中力・気力・判断力が低下します。
コルチゾール(ストレスホルモン)と「回復できない体」
コルチゾールが高止まりすると起きること
ストレスが続くと副腎から分泌される「コルチゾール」は、短期的には体を守るホルモンです。
しかし、慢性的なストレスが続くと——
・筋肉・免疫・睡眠の質をむしばむ
・悪玉活性酸素をさらに増やす(内部ストレスとして)
・コルチゾール受容体が減少し、体がうまくストレスに対応できなくなる
・「回復する余力がない」燃え尽き状態へ
春から積み重なったストレスが8月にピークを迎えると、このコルチゾールの高止まりが8月病の引き金になります。
ミトコンドリアの疲弊がエネルギー不足を引き起こす
ミトコンドリアは、食事から摂った栄養と酸素を使ってATP(体のエネルギー通貨)を作り出す「細胞のエネルギー工場」です。
酸化ストレスや慢性ストレスが続くと、ミトコンドリアの機能が低下し——
・ATPの産生が落ちる → 体全体のエネルギーが慢性的に不足
・筋肉・脳・免疫細胞へのエネルギー供給が滞る
・「だるい・重い・回復しない」の慢性化
環状型DNAの流出と慢性炎症
傷ついたミトコンドリアからは、内部の「環状型DNA」が細胞外に漏れ出すことがあります。
免疫はこの環状型DNAを「ウイルスが来た!」と誤認して攻撃を始め、炎症性サイトカインが治まらない状態が続きます。
これが「検査では異常なしなのに、体のあちこちが重だるい」感覚の背景のひとつです。
DHMBAでミトコンドリアとヒドロキシラジカルに対処する
DHMBA(デイエイチエムビイエー)は、マガキ(牡蠣)由来の成分で、超悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)をピンポイントに無毒化する強力な抗酸化作用が研究で注目されています。
ミトコンドリアの呼吸機能を守る観点から、漢方の緑ヶ丘薬局でもご案内しています。
詳しくは相談の中でご確認ください(効果の程度は個人の体質・状態によって異なります)。
タンパク合成力の低下と「あちこちの不調」
抗酸化酵素・筋肉・ホルモン・神経伝達物質がすべてタンパク質
タンパク質は筋肉だけでなく、次のものすべての材料です。
・抗酸化酵素(悪玉活性酸素を除去するシステム)
・コルチゾール受容体(ストレスホルモンの受け皿)
・神経伝達物質(セロトニン・ドーパミンなど)
・分泌型IgA(腸の粘膜免疫の主役)
・ホルモン全般
これらが不足すると、筋力低下・冷え・むくみ・集中力低下・感染への弱さ・胃腸トラブルなど、一見バラバラに見える症状が同時に出てくることがあります。
たんぱく質を毎食に少量ずつ取り入れることが、体の回復力を支える基本です。
卵・豆腐・納豆・魚・鶏肉を朝食から意識してみてください。
腸の免疫力(分泌型IgA)と8月病の関係
脳腸相関と「腸活でメンタルを守る」考え方
腸と脳は「脳腸相関」と呼ばれる双方向の関係で結ばれており、腸の状態がメンタル・睡眠・免疫に影響します。
腸の粘膜免疫の主役「分泌型IgA(sIgA)」が低下すると——
・腸内細菌のバランスが乱れやすくなる
・腸の炎症が増え、脳への炎症シグナルが送られる
・夏の感染症・胃腸炎にかかりやすくなる
腸活のポイント:
・発酵食品(味噌・納豆・ヨーグルト・ぬか漬け)を毎日少量ずつ
・食物繊維(野菜・海藻・豆類)で腸内細菌のえさを補給
・たんぱく質で腸の粘膜を修復
体のサビを防ぐ食事——抗酸化ビタミン・ミネラル一覧
悪玉活性酸素を除去する力を高めるために、毎日の食事で意識して摂りましょう。
抗酸化ビタミンの連鎖(A→E→Cの順に悪玉活性酸素を中和)
| ビタミン | 多く含む食品 |
| ビタミンA(β-カロテン) | にんじん・かぼちゃ・ほうれん・草・レバー・うなぎ |
| ビタミンE | アーモンド・かぼちゃ・うなぎ・落花生 |
| ビタミンC | 赤ピーマン・キウイ・ブロッコリー・柿・レモン |
抗酸化酵素を動かすミネラル
| ミネラル | ミネラル |
| 亜鉛 | 牡蠣・牛肉・豚肉・うなぎ(DHMBAの原料・牡蠣にも豊富) |
| 銅 | 牡蠣・牛レバー・ナッツ類 |
| セレン | マグロ・ホタテ・しらす |
| マンガン | 栗・玄米・そば・アーモンド |
漢方の緑ヶ丘薬局の漢方相談で確認すること
漢方の緑ヶ丘薬局では「食べて、エネルギーを生み出して、排泄する」という体の基本的な流れが整っているかどうかを確認します。
| 確認項目 | 具体的な内容 |
| 血液・MCVの状態 | MCVの数値(わかれば)・鉄・B12・葉酸の摂取状況 |
| 体のサビの状態 | 抗酸化ビタミン・ミネラルが食事で摂れているか |
| 腸の状態 | 便通のリズム・発酵食品・食物繊維の摂取習慣 |
| 睡眠と自律神経 | 寝つき・中途覚醒・朝の目覚めの感覚 |
| ストレスと生活リズム | 仕事・家庭・人間関係・毎年の不調のパターン |
| 食事と消化の状態 | 食欲・食後の変化・胃腸の調子 |
| 服薬状況(最重要) | 現在飲んでいる薬・サプリメント・健康食品 |
服用中のお薬がある方は、必ずお薬手帳をご持参ください。
(LINEの場合はお薬の名前をお知らせください)
自己判断で治療中の薬を中止しないでください。
注意したいケース(すぐに受診が必要なサイン)
次のような症状がある場合は、漢方相談の前に医療機関を受診してください。
・気分の落ち込みが強く、日常生活に支障が出ている
・強い疲労感が突然始まった・急激に悪化した
・胸の痛み・息苦しさ・激しい動悸
意識がぼんやりする・ろれつが回らない
・発熱・体重の急激な変化が続いている
よくある質問
Q1. 8月病と夏バテは同じですか?
A. 似ていますが異なります。夏バテは暑さと発汗によるミネラル・水分の消耗が主因です。8月病は春からのストレス蓄積・MCV低下・ミトコンドリア疲弊・腸の免疫低下が重なって回復力が底をつく状態です。両方が重なることも多く、漢方相談では両方の視点から確認します。
Q2. MCVの数値が正常でも8月病になりますか?
A. なります。MCVが基準値内でも「基準の下限・上限に近い」場合は、脳への酸素・栄養の届き方が弱くなっていることがあります。症状とあわせて確認することが大切です。
Q3. DHMBAとは何ですか?
A. マガキ(牡蠣)由来の成分で、超悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)を無毒化する研究が進んでいる抗酸化成分です。漢方の緑ヶ丘薬局では体質・服薬状況を確認した上でご案内しています。
Q4. 毎年夏がしんどくなります。体質の問題ですか?
A. 毎年繰り返すパターンには、体質的な傾向(気虚・血虚・腸の弱さ)と体のサビ(悪玉活性酸素)の蓄積が関係していることがあります。繰り返しを変えるために、体の根本状態から確認することをお勧めします。
Q5. 電話やLINEだけでも相談できますか?
A. はい、できます。来店が難しい方も、お電話またはLINEでご相談いただけます。「うまく説明できない」という方でも、一緒に整理しますのでご安心ください。
初回ご相談の方へ
はじめて漢方相談をお考えの方は、まず以下をご確認ください。
準備いただくと助かるもの:
・お薬手帳(服薬中の方)
・直近の血液検査結果(MCVの数値がわかれば特に参考になります)
・一番困っている症状のメモ(いつから・どんな時に悪化するかなど)
まとめ——毎年繰り返す8月の不調から抜け出すために
「毎年8月がつらい」——そのパターン、体質と体のサビを整えることで変えられるかもしれません。
大切なのは——
1. MCVと栄養状態を確認する(血液の質を整える)
2. 悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)対策をする(体のサビを防ぐ)
3. ミトコンドリアにエネルギーを作れる環境を整える(ATP産生を支える)
4. 腸の免疫(IgA)を守る腸活を続ける(回復力の底上げ)
漢方の緑ヶ丘薬局では、これらを「食べて、エネルギーを生み出して、排泄する」という体の基本の流れから確認しながら、体の状態を一緒に整理します。
この症状、相談してもいいのかな?と思った方へ
「毎年8月がつらい」「回復力が落ちてきた」——そのパターン、一緒に変えていきましょう。
🈺(12:00〜16:00 / 定休:月曜・土曜・日曜)
LINEで相談される場合は、以下の内容をお送りください。
1. お名前
2. 年齢・性別
3. 一番困っている症状
4. いつから続いているか
5. 病院で検査を受けたか(MCVの値がわかれば)
6. 服用中の薬・サプリメント・健康食品
7. 電話相談または来店相談の希望
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はじめての方も、相談だけでも構いません。
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この記事は
漢方の緑ヶ丘薬局 薬局長 薬剤師
(薬剤師名簿登録番号第221780号)
神谷繁
が監修しています。
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