頭痛が続く時に見直したい血流・冷え・ストレス

「毎日のように頭が重く、頭痛が続いている」

「痛み止めを飲めば楽になるが、また繰り返す」

「天気が悪い日や疲れた時に、決まって頭痛が出る」

こうした慢性的な頭痛を抱えながら、「病院では特に異常なし」と言われた経験はありませんか?

慢性的な頭痛の背景には、血流の滞り・冷え・ストレス・悪玉活性酸素の蓄積など、体の内側の状態が深く関わっていることがあります。

この記事では、「頭痛が続く」という状態の背景にある体の状態を、血流・冷え・ストレス・活性酸素の視点から整理します。

この記事の要点

・慢性的な頭痛の背景には、血流の滞り(瘀血)・冷え・自律神経の乱れが関係していることがあります

・悪玉活性酸素が血管内皮を傷つけることで、血流が滞り頭痛が慢性化しやすくなることがあります

・痛み止めは症状を一時的に抑えるものであり、血流・体質の根本的な状態を整えるものではありません

・急な強い頭痛・ろれつの乱れなど緊急性の高い症状がある場合は、まず医療機関を受診してください

・伊丹市の漢方の緑ヶ丘薬局では、体の状態を確認しながら電話・LINEでご相談いただけます

どんな症状・悩みか

次のような状態が続いている方に向けた記事です。

頭痛の状態

・頭が重い・ズキズキ・締め付けられる感じが毎日のように続く

・痛み止めを飲めば楽になるが、また繰り返す

・特定のタイミング(天気の変化・生理前後・疲れた時)に頭痛が出やすい

・こめかみ・後頭部・首の後ろから頭にかけて痛む

あわせて出やすい症状

・肩こり・首こりがひどい日は頭痛も出やすい

・冷えると頭痛が悪化する感じがある

・ストレスが続くと頭痛の頻度が上がる

・目の疲れと頭痛がセットで出ることが多い

まず確認してほしい:すぐに受診が必要なケース

慢性的な頭痛の話を進める前に、まず重要なことをお伝えします。

次のような症状がある場合は、漢方相談の前に、すぐに医療機関を受診してください。

・今まで経験したことがないような・突然の激しい頭痛(「人生最悪の頭痛」)

・頭痛と同時にろれつが回らない・言葉が出てこない

・頭痛と同時に手足のしびれ・脱力・顔の歪みがある

・意識がぼんやりする・混乱している

・発熱・首の硬直を伴う頭痛

・視野が欠ける・物が二重に見える

・胸の痛み・息苦しさ・冷や汗を伴う

・頭痛が日を追うごとに悪化し続けている

これらは脳・血管・神経系の緊急疾患のサインである可能性があります。

「いつもの頭痛だろう」と自己判断せず、救急・神経内科・内科を受診してください。

慢性的な頭痛と「血流の滞り」の関係

緊急性のないことが確認できた上で、慢性的に繰り返す頭痛の背景を確認していきます。

脳への血流と頭痛の関係

脳は血液を通じて酸素と栄養を受け取っています。

血流が滞ると、脳への酸素・栄養の供給が不安定になり、頭痛・頭重感が起きやすくなることがあります。

漢方の視点では、こうした血流の滞りを「瘀血(おけつ)」と呼びます。

瘀血とは、血液が汚れてドロドロに粘り、古くなった血液が滞った状態のことです。

川の水に例えるなら、土砂やゴミで濁り、流れが悪くなった状態です。

頭痛と「悪玉活性酸素」の関係

慢性的な頭痛の背景に、**悪玉活性酸素(過剰な活性酸素)**が深く関わっていることがあります。

活性酸素には「善玉」と「悪玉」の2種類があります。

・善玉活性酸素:ウイルスや病原体・細菌を撃退し、神経伝達や血管新生、免疫力向上など、生命維持に必要な働きをします

・悪玉活性酸素:非常に強い酸化力で健康な細胞を傷つけます。正常な細胞の遺伝子を破壊し、細胞を「サビ」させ、老化・免疫低下・病気を促進します

問題になるのは、悪玉活性酸素が過剰に増えすぎた状態です。

悪玉活性酸素が体内で増えすぎると、DNA・脂質・たんぱく質・酵素などを酸化させます。

その結果として、脂質の過酸化・DNA変異・たんぱく質の変性・酵素の失活など、分子レベルの損傷が体のあちこちで起こります。

特に血管内皮細胞(血管の内側を覆う細胞)が酸化・損傷されると——

・血管の内壁が傷つき、血液が流れにくくなる

・酸化された脂質が血管内に蓄積しやすくなる(動脈硬化のリスク)

・脳への血流が不安定になりやすくなる

漢方の緑ヶ丘薬局では、この「体のサビ(酸化)」と血流の関係を、体全体の状態確認の視点として大切にしています。

老化の進行・生活習慣病・動脈硬化なども、こうした血管内皮細胞の酸化から始まると言われています。

慢性的な頭痛の3つの背景

①血流の滞り(瘀血)×悪玉活性酸素

上述のように、悪玉活性酸素による血管の酸化・瘀血(血流の滞り)が、頭への酸素・栄養の供給を不安定にします。

特に次のような方は、この傾向が関係していることがあります。

・肩こり・首こりと頭痛がセットで出る

・顔色がくすんでいる、唇の色が暗い

・冷えとのぼせが交互に来る

・月経痛が強い・血塊が出る(女性の方)

・中年以降で、血圧が高め

②冷え

冷えは末梢血管を収縮させ、頭部への血流をさらに不安定にします。

特に「気温が下がると頭痛が悪化する」「冷房が苦手」という方は、冷えと頭痛の関係を確認する必要があります。

冷えが頭痛に影響しやすいパターン

・手足が冷たいのに頭だけのぼせる(冷えのぼせ)

・冷たい食べ物・飲み物をよく摂る

・お腹・腰・足首が冷えやすい

・温めると頭痛が少し楽になる

③ストレスと自律神経の乱れ

強いストレスが続くと、自律神経(体を無意識にコントロールする神経)のバランスが崩れます。

・自律神経が乱れると——

血管の収縮・拡張のコントロールがうまくいかなくなる

・脳への血流が不安定になる

・首・肩・頭部の筋肉が慢性的に緊張する

これが緊張型頭痛・気圧変動に伴う頭痛などとして現れやすくなります。

また、ストレスは悪玉活性酸素を増やす内的要因のひとつでもあります。

精神的なストレスが続くと——

・副腎からストレスホルモン(コルチゾール)が分泌され続ける

・体内の炎症が増加する

・悪玉活性酸素の産生が増え、血管内皮へのダメージが蓄積する

「ストレスが続くと必ず頭痛が出る」という方は、自律神経と血流・活性酸素の両方の視点から体の状態を確認することが大切です。

悪玉活性酸素が増えやすい状況

悪玉活性酸素は、次のような状態で増えやすくなります。

「当てはまるものが多い」という方は、体のサビ(酸化)が慢性頭痛に関係している可能性があります。

外からの酸化(外部ストレス)

・紫外線・大気汚染・花粉・黄砂

・気圧・気温・湿度の急激な変化

・内からの酸化(内部ストレス)

・強い精神的ストレス(仕事・人間関係・過労)

・喫煙・アルコールの過剰摂取

・食後の血糖値の急上昇(甘いもの・精製糖質の摂りすぎ)

食事の偏りと加齢

・抗酸化ビタミン(A・C・E)やミネラル(亜鉛・銅・セレン・マンガン)の不足

・加齢による抗酸化力(悪玉活性酸素を無害化する力)の低下

・スナック菓子・揚げ物の多い食事(酸化されやすい脂質を多く含む)

痛み止めとの向き合い方

慢性的な頭痛に痛み止め(解熱鎮痛薬)を使い続けることには、注意が必要です。

痛み止めは、痛みを起こす物質の産生を一時的に抑えることで症状を和らげるものです。

血流の状態・体のサビ(酸化)・冷え・自律神経の乱れという根本的な体の状態を整えるものではありません。

また、月に10日以上・週に2〜3日以上の頻度で痛み止めを使い続けると、「薬物乱用頭痛」と呼ばれる状態(痛み止めの使いすぎが頭痛を増やすサイクル)になることがあります。

「痛み止めの量が増えてきた」「毎週飲んでいる」という方は、一度医療機関(神経内科・頭痛外来)に相談することをお勧めします。

漢方の緑ヶ丘薬局の漢方相談で確認すること

漢方の緑ヶ丘薬局では、「頭痛が続く」という状態を、血流・冷え・ストレス・栄養状態・活性酸素の視点から体全体で確認します。

漢方の緑ヶ丘薬局が大切にしているのは、「食べて、エネルギーを生み出して、排泄する」という体の基本的な流れが整っているかどうかです。

この流れが滞ると、血液の質・量・流れに影響し、頭部への血流が不安定になりやすくなります。

相談では次のようなことを確認しています。

頭痛の状態

痛む場所・痛みの性質(ズキズキ・締め付け・重い)・悪化するタイミングと条件・持続時間・頻度。

血流・冷えの状態

手足・お腹・腰の冷えの部位と程度。肩こり・首こりの慢性化。顔色・唇・爪の色。

食事と消化の状態

食べているものの内容。抗酸化ビタミン・ミネラル・たんぱく質が摂れているか。食欲・食後の変化(胃もたれ・眠気など)。

便通の状態

排泄のリズムと状態。老廃物がきちんと外に出ているかどうか。

睡眠の状態

寝つき・夜中の目覚め・朝の目覚めの感覚。

ストレスと生活リズム

仕事・家事・人間関係の状況。気圧や天気による体調変化のパターン。

服薬状況(最重要)

現在飲んでいる薬・サプリメント・健康食品。痛み止めの使用頻度と量。

服用中のお薬がある方は、必ずお薬手帳をご持参ください。

(LINEの場合はお薬の名前をお知らせください)

自己判断で治療中の薬を中止しないでください。

自宅で見直せる生活習慣

悪玉活性酸素を除去する食事を意識する

抗酸化ビタミン(A・C・E)は「連鎖」して悪玉活性酸素を中和します。

3種を組み合わせて摂ることで、体内での抗酸化の連鎖がより長続きします。

ビタミンの抗酸化連鎖(A→E→Cの順に活性酸素を受け渡し中和)

ビタミン

多く含む食品

ビタミンA(β-カロテン)

にんじん・かぼちゃ・ほうれん草・レバー・うなぎ

ビタミンE

アーモンド・かぼちゃ・うなぎ・落花生

ビタミンC

赤ピーマン・キウイ・ブロッコリー・柿・レモン

ミネラル(抗酸化酵素を動かす)

ミネラル

多く含む食品

亜鉛

牡蠣・牛肉・豚肉・うなぎ・いわし

牡蠣・牛レバー・ホタルイカ・ナッツ類

セレン

マグロ・ホタテ・しらす・ワカサギ

マンガン

栗・玄米・そば・アーモンド・生姜

たんぱく質(抗酸化酵素の主成分)

卵・豆腐・納豆・魚・鶏肉などを毎食に少量ずつ取り入れましょう。

体を温める習慣を続ける

冷えは血管を収縮させ、頭部への血流を不安定にします。

生姜・ねぎ・根菜類(にんじん・ごぼう・れんこん)・味噌汁などを食事に取り入れ、体の内側から温めてください。

就寝1〜2時間前の38〜40℃のぬるめの入浴も、末梢血流の改善に役立ちます。

ストレスを受け流す時間をつくる

強いストレスが続くと、悪玉活性酸素が増え、自律神経のバランスが崩れます。

1日15〜20分の散歩・深呼吸・入浴・読書など、脳がオフになれる時間を意識してつくることが、慢性頭痛の予防につながることがあります。

起床・就寝時間を一定にする

自律神経のリズムを整えることが、気圧変動に伴う頭痛の軽減に役立つことがあります。

休日も含めて、毎日同じ時間に起きることを意識してみてください。

痛み止めの使用頻度を記録する

「月に何日、どのくらいの量を飲んでいるか」を記録しておくと、医師や薬剤師への相談時に役立ちます。

使用頻度が増えてきたと感じたら、早めに専門家に相談してください。

この症状、相談してもいいのかな?と思った方へ

漢方の緑ヶ丘薬局では、今の体調・食事・睡眠・便通・冷え・血流・ストレス・服薬状況などをお聞きしながら、体の状態を一緒に整理します。

「病院では異常なしと言われたけど、毎日頭が重い」

「痛み止めが手放せなくなってきた」

「血流や冷えが関係しているのかもしれない」

そういう方こそ、ぜひご相談ください。

お急ぎの方はお電話で。

症状を文章で送っておきたい方はLINEからご相談ください。

🈺(営業時間:12:00〜16:00 / 定休:月曜・土曜・日曜) 

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よくある質問

Q1. 慢性的な頭痛は、漢方で相談できますか?

はい、ご相談いただけます。ただし、突然の激しい頭痛・ろれつの乱れ・手足のしびれなどがある場合は、まず医療機関を受診してください。慢性的に繰り返す頭痛で、病院で異常なしと言われた方や、血流・冷えが関係しているかもしれないと感じている方は、漢方相談で体の状態を確認することができます。

Q2. 痛み止めをよく飲んでいますが、漢方相談できますか?

はい、できます。相談の際に、痛み止めの種類・使用頻度・量をお知らせください。月に10日以上使用している場合は「薬物乱用頭痛」の可能性があるため、神経内科・頭痛外来への受診もあわせてご検討ください。自己判断で痛み止めを急にやめることは避けてください。

Q3. 気圧が下がると必ず頭痛が出ます。漢方で対処できますか?

気圧変動に伴う頭痛は、自律神経と血流の関係が深く関わっていることがあります。体質・冷え・血流の状態を確認しながら、体の内側から整える方向を一緒に考えることができます。「気圧が変わるたびに頭痛が出る」というパターンも、相談の際にお知らせください。

Q4. 頭痛と肩こりがいつもセットで出ます。関係はありますか?

漢方の視点では、肩・首の血流の滞り(瘀血)が頭への血流にも影響し、頭痛・頭重感として現れることがあります。悪玉活性酸素による血管へのダメージが共通の背景として関係していることもあります。両方の症状をあわせてご相談ください。

Q5. 子どもや若い方の頭痛も相談できますか?

はい、お子さまや若い方の頭痛についてもご相談いただけます。年齢・体重・症状の状況をあわせてお知らせください。ただし、学齢期のお子さまの頭痛が頻繁な場合は、まず小児科・神経内科を受診されることをお勧めします。

電話・LINE・お問合せ方法

「毎日繰り返す頭痛から、少し楽になりたい」——その一歩、一緒に考えましょう。

漢方の緑ヶ丘薬局では、症状・食事・睡眠・便通・冷え・血流・ストレス・服薬状況をあわせて確認しながら、体の状態を整理します。

🈺(12:00〜16:00 / 定休:月曜・土曜・日曜)

LINEで相談される場合は、以下の内容をお送りください。

1. お名前

2. 年齢・性別

3. 一番困っている症状

4. いつから続いているか

5. 病院で検査を受けたか

6. 服用中の薬・サプリメント・健康食品

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参考にした情報源

漢方の緑ヶ丘薬局「からだがサビル(酸化)」(https://www.kanpou-yakkyoku.jp/sabiru/)

漢方の緑ヶ丘薬局 冠元顆粒・血のめぐり記事(https://www.kanpou-yakkyoku.jp/2026-04-12gs/)

漢方の緑ヶ丘薬局 頭痛・めまい・中年世代(https://www.kanpou-yakkyoku.jp/2026-04-06%F0%9F%92%AE/)

漢方の緑ヶ丘薬局 漢方相談の流れ(https://www.kanpou-yakkyoku.jp/kampo-soudan-flow/)

厚生労働省 e-ヘルスネット「頭痛」(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/)

厚生労働省 e-ヘルスネット「活性酸素と酸化ストレス」(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/)

厚生労働省 e-ヘルスネット「自律神経失調症」(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/)

日本頭痛学会「慢性頭痛の診療ガイドライン」(https://www.jhsnet.net/)

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 ビタミン・ミネラル(https://hfnet.nibiohn.go.jp/)

日本東洋医学会「漢方の考え方」(https://www.jsom.or.jp/)

eJIM(統合医療情報発信サイト)(https://www.ejim.ncgg.go.jp/)

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この記事は

漢方の緑ヶ丘薬局 薬局長 薬剤師

(薬剤師名簿登録番号第221780号)

神谷繁

が監修しています。

頭痛でこめかみを押さえる女性と冷えた手のイメージ。血流・冷え・ストレスと頭痛の関係